復旧急ぐkernel.org、新インフラではgitレポジトリへのシェルアクセスが不可能に

 8月後半に不正侵入を受けたことを明らかにしていたkernel.orgだが、メンテナンスメンバーは9月23日、「ステータスアップデート」として復旧作業の経過をメーリングリストにて報告した。インフラの変更も行われており、今後はシェルアクセスが禁止され、またアクセス制御機構「Gitolite」が導入されるという。

侵入テスト向けのLinuxディストリビューション「BackTrack 5」の最新アップデート版「R1」が公開

 ペネトレーション用Linuxディストリビューション「BackTrack」の開発チームは8月18日、「BackTrack 5 Release 1(R1)」を公開した。32ビットおよび64ビット向けのISOイメージ(KDEまたはGNOME)とVMware用イメージを用意、Backtrack-Linux.orgのWebサイトよりダウンロードできる。

多数のパスワードを安全に管理できるツール「KeePass Password Safe」

 Webサービスへ登録するたびに増え続けるパスワードを、皆さんはどのように管理しておられるだろうか? 長くて複雑なパスワードをサービスごとに使い分けるのが理想と分かっていても、実際には「password」「1234」などの簡単なパスワードを使い回していたり、付箋紙やテキストファイルにメモしていたりしないだろうか。「KeePass Password Safe」(以下KeePass)を利用すれば、このようなパスワード管理の煩わしさから逃れられる。

Metasploit、報酬として総額5000ドルを支払う脆弱性検証モジュール開発プログラムを発表

 オープンソースの脆弱性検証フレームワーク「Metasploit」のプロジェクトチームは6月14日、エクスプロイトモジュール開発に対して奨励金を支払うプログラム「Exploit Bounty」を発表した。指定した30件の脆弱性のエクスプロイトモジュール開発に対し、総額5000ドルの報酬が支払われる。

オープンソースのWebアプリケーションファイアウォールを開発する「IronBee」プロジェクト発足

 セキュリティ企業の米Qualysは2月14日(米国時間)、オープンソースのWebアプリケーションファイアウォール(WAF)開発プロジェクト「IronBee」の立ち上げを発表した。Webアプリケーションとクラウドという新しいトレンドに合わせ、Webアプリケーション向けファイアウォールを共同で開発する。

ClamWinベースのリアルタイム検出機能を備えたウイルス対策ソフト「Clam Sentinel」

 オープンソースのウイルス対策ソフトウェア「ClamWin」は無償で使用でき、レガシーなOSにも対応しているのが特徴だが、常駐保護機能がないという欠点もある。このためサブ用途およびロースペック機向けが主で、常用にはあまり適さなかった。そこで利用したいのが「Clam Sentinel」である。

Linuxカーネルの再コンパイルなしに利用できるアクセス解析/制限モジュール「AKARI 1.0」リリース

 10月10日、2.6系Linuxカーネル向けのアクセス解析/制限モジュール「AKARI 1.0」がリリースされた。AKARIはLinuxカーネル用のセキュリティ機能「TOMOYO 1.8」をベースとしたLSMモジュールで、カーネル本体の再コンパイルを行わずに利用できるローダブルカーネルモジュール(Loadable Kernel Mobules、LKM)として実装されているのが特徴。