侵入テスト向けのLinuxディストリビューション「BackTrack 5」の最新アップデート版「R1」が公開
ペネトレーション用Linuxディストリビューション「BackTrack」の開発チームは8月18日、「BackTrack 5 Release 1(R1)」を公開した。32ビットおよび64ビット向けのISOイメージ(KDEまたはGNOME)とVMware用イメージを用意、Backtrack-Linux.orgのWebサイトよりダウンロードできる。
BackTrackは侵入テストツールを搭載するLinuxディストリビューション。さまざまなセキュリティ解析/侵入テスト用ツールが用意されており、その数は300を超えるという。ハードディスクなどにインストールして利用するだけでなく、LiveDVDやUSBメモリから起動して利用することも可能。
BackTrack 5 R1は、5月に公開されたバージョン5系の初のアップデートとなる。Linuxカーネルは2.6.39.4にアップグレードされ、また30の新ツールが加わったという。アップデートされたツールは70以上で、120以上のバグが修正された。
BackTrackはセキュリティトレーニングやツールを提供する米Offensive Securityの支援を受けており、セキュリティプロから初心者まで幅広いユーザーが使えるツールを目指している。
開発チームは今後数日以内に、Wiki内に最新のハウツーを公開する予定とのこと。
Backtrack-Linux.org
http://www.backtrack-linux.org/