オープンソースのNACツール「PacaketFence 2.2」がリリース
オープンソースのネットワークアクセス管理(NAC)ツール「PacketFence」の開発チームは5月3日、最新版となる「PacketFence 2.2」を公開した。
PacketFenceは、Captive Portalに似たメカニズムを持つ登録認証や問題解決、有線/無線(FreeRADIUSモジュール)の一元管理、問題のある端末の隔離、VoIP対応などの機能を持つ。Snort IDSやNessusとの統合も可能。さまざまな規模のネットワークで安全対策として利用できる。ライセンスはGPL v2、プロジェクトは、カナダInverseが中心となって進めている。
最新版では、Captive Portalを利用したアクセス管理検出を強化、精度とスピードを改善した。レポート機能を一新し、接続タイプやSSIDごとのレポート作成が可能となった。ユーザーエージェント侵害対応も新たに書き直し、端末や古いブラウザの遮断が容易になったという。
このほか、FreeRADIUS 2系との統合・設定が容易になり、Apacheの設定はシステムリソースに応じて自動で調整されるようになった。米MotorolaのRFスイッチなど、対応ハードウェア側も強化されている。
カナダInverse
http://www.inverse.ca/
PacketFence
http://www.packetfence.org/
PacketFenceダウンロード
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_packetfence/