NECとトレンドマイクロ、企業向け高可用性ソリューションで協業

 NECとトレンドマイクロは2008年1月21日、企業向け高可用性ソリューションの分野で協業すると発表した。NECのHAクラスタリングソフト「CLUSTERPRO X」と、トレンドマイクロのWindowsサーバ向けセキュリティソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション」の連携を両社でサポートする。今後3年間で3000システムの導入を目指す。

NECの1Uハーフサーバで電力コストを削減し、サービスの競争力を強化――カゴヤ・ジャパン株式会社

 京都府に本社を置くカゴヤ・ジャパン(以下、カゴヤ)は、レンタルサーバを中心としたインターネット・サービスを提供する通信事業者である。レンタルサーバは価格競争が激しいサービスだが、カゴヤではサービスの質を落とさずに競争力を高めるために、NECの1Uハーフサーバを大量導入しているという。

NEC、ITプラットフォームの省電力化で「REAL IT COOL PROJECT」を策定

 NECは11月26日、ITプラットフォームの省電力化を実現する技術や製品、サービスの開発・提供に関する計画と活動を「REAL IT COOL PROJECT(RIC)」として策定した。RICを推進することで、2012年までITプラットフォームが消費する電力を年間50%、CO2排出量を累計で約91万トン削減することを目指す。

NECが仮想化環境の管理ソフトを発表、VMwareとXenを一元管理可能に――マイクロソフトのHyper-Vとの統合/仮想マシンのコンバートも視野

 NECは11月21日、異なる仮想化環境を一元管理できる運用管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter 2.0」を、2008年1月末に提供開始すると発表した。同ソフトにより、サーバ仮想化ソフト「VMware ESX Server」および「Citrix XenServer Enterprise Edition」を単一コンソールで管理可能となる。価格は100万円から。

NECとSAPジャパン、製造業向けソリューション領域で協業を強化

 NECとSAPジャパンは11月20日、製造業向けソリューション領域で協業を強化したと発表した。NECがSAPの推奨するエンタープライズ・サービス指向アーキテクチャー(SOA)ソリューション基盤の「SAP NetWeaver」を活用した各種ソフトウェアの連携実証を行うほか、「SAP NetWeaver」に精通したSAPコンサルタントを育成する「製造業eSOAソリューションセンタ」を発足させる。

NECとビーコンIT、運用効率化製品で協業

 NEC(矢野薫社長)とビーコンインフォメーションテクノロジー(ビーコンIT、坂本桂一社長)は11月19日、ユーザー企業の業務生産性向上と運用効率化に向けた製品提供で協業すると発表した。具体的には、ビーコンITの主力製品でデータ変換・活用ソフトウェア「Waha! Transformer」にNECの中小規模システム向けシステム運用管理ソフト「WebSAMオフィス」を組み込んだ「Waha! Transformerナレッジ・オプション」を08年3月から売り出し、3年間で100本の販売を見込む。税別希望小売価格は50万円。

NEC、米社製OSSソースコード検査ツールの販売・サポート開始

 NECは2007年11月13日、米Black Duck Softwareのソースコード検査ツール「protexIP/development」を活用したソフトウェアライセンス管理ソリューションを販売すると発表した。ソフト開発プロセスでのオープンソースソフトウェア(OSS)の適切な利用やライセンス違反防止対策などをサポートする。Black Duck社とは日本国内の再販で合意した。

NEC、世界最高速のベクトルスーパーコンピュータ

 NECは10月25日、世界初の単一コアあたり102.4ギガフロップスを実現した新開発CPUの搭載などにより、最大ベクトル性能が839テラフロップスとなる、ベクトル型としては世界最高速のスーパーコンピュータ「SXシリーズ モデルSX-9」を発売した。価格はレンタルで月額298万円から。今後3年間で700システムの販売を見込む。

アドビとBIGLOBE、企業向けASPサービス事業で提携、第1弾は電子文書管理

 アドビ システムズ(ギャレット イルグ社長)とNECビッグローブ(BIGLOBE、飯塚久夫代表取締役執行役員社長)は10月24日、アドビのアプリケーション群とBIGLOBEの高信頼性サービスプラットフォームを連携して実現する企業向けASPサービス事業を、日本市場でも共同で展開すると発表した。第1弾は、企業におけるセキュアな電子文書管理を実現する「BIGLOBEドキュメント コントロール サービス」を発売した。

データセンターのサーバを効率よく管理する――IIJのサーバ運用術

黎明期から日本のインターネットを牽引してきたインターネットイニシアティブ(IIJ)では、法人向けのネットワーク関連サービスを中心に、個人向けのISPサービスまで、さまざまなサービスを提供している。そのIIJで法人向けにWeb/メール/ストリーミングなどのサービスを提供するアプリケーションサービス部では、数千台のサーバを30人弱の体制で運用しているという。「遠隔地のデータセンターにある大量のサーバを効率よく管理する」、この課題への取り組みの一環としてIIJでは、NECの1Uハーフサーバ「Express5800/i110Rb-1h(以下、i110Rb-1h)」に備わるリモート管理用プロセッサEXPRESSSCOPEエンジンの機能を活用している。IIJがNECの1Uハーフサーバ導入に至った経緯と、どのようなサーバ監視体制を敷いているかを、アプリケーションサービス部 アプリケーションサービス3課の牧野泰光氏に伺った。