NECなど、802.11n Draft2.0など4規格と1000BASE-T対応の無線LANルータ
NEC(矢野薫社長)とNECアクセステクニカ(中村隆介社長)は11月28日、次世代高速無線LAN規格「IEEE802.11n Draft 2.0」に準拠した無線LANルータ「AtermWR8500N」と、同ルータとPCカードタイプの子機「同WL300NC」をセットにした「同WR8500ワイヤレスカードセット」を同日に発売すると発表した。
「AtermWR8500N」は、今年5月に発売した「同WR8400N」の後継機種で、IEEE802.11n Draft2.0/a/b/gの4つの無線規格に対応、有線LANで1000BASE-Tをサポートしたのが特徴。IEEE802.11n Draft2.0で、無線通信速度は理論値で300Mbpsを実現する。また、「他メーカーに先んじて」(NECアクセステクニカ販売推進部)、5.6GHz帯に対応。ほかの通信と干渉する可能性が低く、安定した通信が可能という。
このほか、2.4GHzと5GHz帯を探索して適したチャネルを自動選択する「オートチャネルセレクト」と、ボタン操作でアクセスポイントの無線LAN設定が可能な「らくらく無線スタート」などの機能を搭載。付加サービスとして、有害サイトへのアクセスをルータが遮断するURLフィルタリングサービスを年額3150円で用意した。
「AtermWR8500N」の本体サイズは幅3.5×高さ16×奥行12.8cm。アンテナを内蔵するなどで小型化を図り、同社の無線LANルータ「同WR8200」に比べ約半分の容積まで小さくした。ACアダプタはツチノコ型を採用し、設置の自由度を高めた。価格はオープンで、実勢価格がセットモデルは3万円前後、無線LANルータ単体が2万2000前後の見込み。
NEC=http://www.nec.co.jp/
NECアクセルテクニカ=http://www.necat.co.jp/
提供:BCN