センドメール、Eメールの父Allman氏が、Eメールの来し方行く末について講演

 センドメール(小島國照社長)は、世界初のインターネットメールプログラム「sendmail」の開発25周年を記念して、「Eメールの生みの親」と言われるEric Allman(リック・オールマン)氏によるセミナー「メール四半世紀の歴史を振り返り、2015年のメールのあり方を展望する」を11月21日に開催した。

SC06:Beowulfクラスタを構築するスーパーコンピュータ関係者

先週、フロリダ州タンパで「ハイパフォーマンスなコンピューティング、ネットワーキング、ストレージに関する最初の国際会議」であるSC06が開催された。カンファレンスの雰囲気を読者の皆さんにも少し味わってもらえるようにビデオカメラを持ち込み、「招待者のみ入場可」のBeowulf Users Groupパーティの様子まで撮影してきた(このパーティはカンファレンス会場のタンパコンベンションセンターから数ブロック離れたバーで行われた)。

Ubuntu開発者会議レポート:デスクトップ版、PowerPC版、およびコミュニティに関する展望

今回は、米カリフォルニア州マウンテンビューのGoogle社のオフィスにて先週開催されたUbuntu開発者会議(Ubuntu Developer Summit:UDS)の最終レポートとして、UbuntuおよびKubuntuデスクトップの将来的な開発計画、PowerPC版の今後、Ubuntuローカルコミュニティとの関係についてのインタビューをまとめてみた。

Ubuntu Developer Summitレポート:X.orgの強化、ドライバ論議、装飾効果

X.orgは、UDS(Ubuntu Developer Summit)で非常に注目され議論された。不思議ではない。Ubuntuはデスクトップに焦点を合わせたディストリビューションなのだから。バイナリ・ドライバは、このサミットのホットな話題となった。また、Ubuntu開発者は、もっと堅牢なX.org用設定システムをどう提供するか、Xに問題が起きた場合にどう対処するかについても、意見を交わした。

iPods解放インストール大会

先月MIT Media Lab Computing Counter Culture GroupおよびHarvard Free Culture Groupが共同でiPod Liberation event(iPod解放イベント)という催しを開催し、Appleから販売されているiPodをRockBoxおよびiPodLinuxというソフトウェアで動かすための“インストール大会”を実行した。そもそもこのイベントが開催された動機は、AppleがファームウェアとしてiPodにインストールしているオペレーティングシステムの有り様は、フリー/オープンソースソフトウェアおよびフリーカルチャの理念と対立するものであり、ユーザの自主性や権利を侵害している、との声に応えたものである。iRonyとの愛称が冠された本イベントでは、操作性と機能性に優れ、何よりもDRM(デジタル著作権管理)の思惑に縛られないフリー/オープンソース系ファームウェアの存在が参加者に説明され、各自が所有するデジタルオーディオプレーヤにインストールする手順が説明された。

TechX Worldコンファレンス参加レポート: 話題の中心はLinuxの相互運用性

今週火曜ダラスで開催されたPenton Media社主催の TechX World コンファレンスには、 100人を超えるITマネージャやシステム管理者が参加した。 TechX Worldコンファレンスは、 まる一日をかけて開催されるセミナーで、 今回は今秋開催される4回シリーズのうちの3回目だ。 メインのテーマは「サーバルームの戦略」であり、 特にLinuxとWindowsの混在環境における相互運用性に重点が置かれていた。

2006 Italian Linux Day:イタリア全土で大盛況のうちに開催

10月28日に開催された2006年度Italian Linux Dayは、イタリア全土の100以上の都市で分散開催されるという、同会6年の歴史の中で初の試みであった。このイベントにはイタリアのマスコミも注目し、大手テレビ局の1つTG1はゴールデンタイムのニュース番組で約2分間を割いて同イベントの報道に当てたくらいである(「よくある的はずれな内容じゃありませんでした」とLUGメンバの1人は評している)。

オープンソースVoIPコンファレンス「AstriCon」が開催

 オープンソースのIP-PBX/メッセージング・ソフトウェア・パッケージ「Asterisk」に関する年次コンファレンス「AstriCon」の第3回目が10月24〜27日に米国ダラスのウェスティン・パーク・セントラル・ホテルで開催された。IP電話メーカーのポリコムや、Asteriskのサポート/サービス事業を展開するディジウムなど約35社が出展し、ユーザーや専門家など約700人の来場者を集めた。

Sun CEOのシュワルツ氏、オープンソース版Java SEのリリース時期に言及

 「次はJavaのコアをオープンソース化する」と表明していた米Sun Microsystemsが、大方の予想を上回るすばやい動きを見せた。10月25日、サンフランシスコで開催されている「Oracle OpenWorld」コンファレンスのステージに社長兼CEOのジョナサン・シュワルツ氏が登壇し、30〜60日以内に同社のJava SE(Standard Edition)をオープンソース化する予定だと発表した。

セキュリティ分野の注目すべき10大トレンド

 9月にマレーシアのクアラルンプールで開かれた「Hack in the Box Security Conference」でWebキャストされた基調講演において、米国のマネージド・セキュリティ・サービス・プロバイダー、カウンターペイン・インターネット・セキュリティのCTO(最高技術責任者)を務めるブルース・シュナイアー氏は、今日の情報セキュリティに影響を及ぼしている10大トレンドについて説明した。

「ApacheCon US 2006」開催──「Struts」や「Jackrabbit」新版がリリース

 米テキサス州オースティンで今年10月9日〜13日、「ApacheCon US 2006」コンファレンスが開催され、Apache Software Foundation(ASF)が推進するJava開発フレームワーク「Struts」の新版やコンテンツ・リポジトリ「Jackrabbit」の新版など、さまざまなオープンソース・プロジェクトの新たな成果が発表された。

ApacheCon 2006:オープニング講演などの報告

10月11日の朝、テキサス州オースティンでApacheCon US 2006の一般セッションが2日間のチュートリアルに続いて始まった。Apache Software Foundation(ASF)の社長、Sander Striker氏による「State of the Feather」と題されたオープニング講演のほか、ハッカーたちにはお馴染みの作家で天文学者、学校ではボランティアで理科を教えているというCliff Stoll氏の基調講演が行われ、光の速度の計測を中等教育課程の理科の授業でどのように教えているかといった内容が紹介された。

「New New Internet」カンファレンスは本当に新しいのか

これは決して作り話ではないのだが、確かに「New New Internet」という名のカンファレンスが9月にワシントンDCの近くで開催された。私自身もこの会議に(交通費は主催者側の負担で)参加してきたのだから間違いはない。律儀にも私は多数の基調講演を聞き、参加者の大半を占めているように見えた、Web 2.0絡みの起業家やその志望者、そしてベンチャーキャピタリストたちとの交流を持った。講演の一部はビデオにも収めてあるので、カンファレンスの様子の片鱗を伺い知ることができるだろう。しかし結局、私には「今回の内容で本当に目新しいものがどれほどあったのだろうか」という疑問が残った。このカンファレンスで「Web 2.0とはいったい何か」という問いかけとその答えを何度も耳にしたが、それでも漫画家のBill Amend氏が9月22日付けのコマ割り漫画Foxtrotに記していたWeb 2.0の定義が私にとってはすべてのメディアを通して最高のものに思えてならない。

「インターネットサービスのビジネスでの活用」- ヤフー、井上氏が情報化月間記念講演で講演

「リアルでもバーチャルでも大勢の人が集まる場所にはビジネスチャンスが生まれる。」
10月2日、東京・全日空ホテルで「情報化月間記念講演」が開催され、ヤフー株式会社 代表取締役社長の井上 雅博氏がインターネットのビジネスにおける活用事例について講演した。

Intel、来年投入予定のノートPCプラットフォーム「Santa Rosa」の詳細を明らかに──Intel Developer Forumリポート

 米Intelは今年9月27日、2007年前半に提供が予定されているノートPCプラットフォーム「Santa Rosa」の詳細を明らかにした。Santa Rosaは、従来のCentrinoモバイル・テクノロジーを上回る処理性能、無線接続機能、バッテリ寿命を提供するという。Santa Rosaには、開発コード名「Merom」のCore 2 Duoプロセッサと開発コード名「Crestline」のICH8Mチップセットが含まれる。