これは決して作り話ではないのだが、確かに「New New Internet」という名のカンファレンスが9月にワシントンDCの近くで開催された。私自身もこの会議に(交通費は主催者側の負担で)参加してきたのだから間違いはない。律儀にも私は多数の基調講演を聞き、参加者の大半を占めているように見えた、Web 2.0絡みの起業家やその志望者、そしてベンチャーキャピタリストたちとの交流を持った。講演の一部はビデオにも収めてあるので、カンファレンスの様子の片鱗を伺い知ることができるだろう。しかし結局、私には「今回の内容で本当に目新しいものがどれほどあったのだろうか」という疑問が残った。このカンファレンスで「Web 2.0とはいったい何か」という問いかけとその答えを何度も耳にしたが、それでも漫画家のBill Amend氏が9月22日付けの
コマ割り漫画Foxtrotに記していたWeb 2.0の定義が私にとってはすべてのメディアを通して最高のものに思えてならない。