NECの1Uハーフサーバで電力コストを削減し、サービスの競争力を強化――カゴヤ・ジャパン株式会社

 京都府に本社を置くカゴヤ・ジャパン(以下、カゴヤ)は、レンタルサーバを中心としたインターネット・サービスを提供する通信事業者である。レンタルサーバは価格競争が激しいサービスだが、カゴヤではサービスの質を落とさずに競争力を高めるために、NECの1Uハーフサーバを大量導入しているという。

データセンターのサーバを効率よく管理する――IIJのサーバ運用術

黎明期から日本のインターネットを牽引してきたインターネットイニシアティブ(IIJ)では、法人向けのネットワーク関連サービスを中心に、個人向けのISPサービスまで、さまざまなサービスを提供している。そのIIJで法人向けにWeb/メール/ストリーミングなどのサービスを提供するアプリケーションサービス部では、数千台のサーバを30人弱の体制で運用しているという。「遠隔地のデータセンターにある大量のサーバを効率よく管理する」、この課題への取り組みの一環としてIIJでは、NECの1Uハーフサーバ「Express5800/i110Rb-1h(以下、i110Rb-1h)」に備わるリモート管理用プロセッサEXPRESSSCOPEエンジンの機能を活用している。IIJがNECの1Uハーフサーバ導入に至った経緯と、どのようなサーバ監視体制を敷いているかを、アプリケーションサービス部 アプリケーションサービス3課の牧野泰光氏に伺った。

NEC iDCビジネスサポートセンター センター長に聞く――データセンターにおけるサーバ運用コスト削減の秘訣

Salseforce.comに代表されるSaaS/ASP型アプリケーションの普及が急速に進んでいる。最近では、パッケージ・ソフトウェアの販売を事業の中心に据えてきたMicrosoftのような大企業までがこの市場への参入を表明し、ホスティング型アプリケーション市場は今後ますます拡大していくことが予想される。さて、SaaS/ASP型のアプリケーションを利用することで顧客企業は設備投資と運用コストを削減することが可能になるわけだが、その一方でサービスを提供するxSP事業者は競争力を向上・維持するために、サーバの構築・運用コストの削減に常に取り組まなければならない。

基盤構築の現場で求められるもの

野村総合研究所は、リサーチ・コンサルティングや業務アプリケーション構築の分野だけではなく、ネットワーク基盤構築という面においても業界のリーディングカンパニーとともに歩んだ長年の実績がある。 同社の基盤構築プロジェクトの第一線で活躍する緑川氏に、最近の状況と現場技術者に求められているものを伺った。

株式会社アッカ・ネットワークス:携帯電話を使った業務ソリューションが、システム運用・営業両面の迅速な対応を可能にする

日本の主要経済圏において、従来のメタル回線 (銅線) を利用したDSL (Digital Subscriber Line:デジタル加入者線) を始めとする広帯域新技術を用い、インターネット及び企業内ネットワーク等に対するブロードバンド・ローカルアクセスサービスを提供することを主たる事業とするアッカ・ネットワークス。
止まることの許されないネットワークを提供している企業であるがゆえ、急な事態にもすぐに対応しなくてはならない。そのため外出先や自宅など、いつでもどこでもメールを確認したいという声が社内からあがっていた。 そのニーズを安全かつ手軽に実現させたのが、ネットビレッジの提供する『リモートメール法人サービス』だ。

ソフトバンクIDC:バックボーン増強と新宿データセンター改修で飛躍のステージへ

 ソフトバンクIDCは、ソフトバンクが100%出資するデータセンター専業会社であり、ソフトバンクグループのブロードバンド事業展開においても重要な一翼を担う注目企業だ。同社はその前身であるケーブル・アンド・ワイヤレスIDCの時代より、旧ピーエスアイネットやエクソダスなど、外資系データセンターのサービスを吸収し、国内有数のデータセンターに規模を拡大して現在に至っている。昨年10月にはアバヴネットジャパンを合併するなど、その成長の速度は衰えることを知らない。

株式会社カカクコム:高品質なネットワークと運用体制が月間3億PVを超えるサービスを支える

サービス拡大に加え新たな事業も展開

価格比較サイトの「価格.com」を運営するカカクコムでは、2004年8月に宿泊施設予約サイト「yoyaQ.com」を、2005年8月にはグルメクチコミサイト「食べログ.com」を開設している。また、価格.comでは比較できる商品ジャンルも増えており、旅行クチコミサイトのフォートラベルを2004年11月に買収するなど、提供サービスを年々拡大し続けている会社だ。これらのインターネットビジネスを現在支えているインフラが、ソフトバンクIDCが提供するサービスだ。