WordPress.com、WordPress向けの広告配信サービス「WordAds」を発表

WordPressによるブログシステムのホスティングサービスを提供するWordPress.comは11月29日、広告プログラム「WordAds」を発表した。WordPressを利用するブロガーに、米Googleの「AdSense」に代わる収益化の選択肢として提供する。
WordAdsは、米Federated Media Publishingと提携して実現する広告サービスとなる。Federated Mediaは独立系ブログネットワークを持つデジタル出版企業で、すでにApple InsiderやBoingBoingといった著名ブログに広告ソリューションを提供している。WordPressの担当者によると、以前から広告サービスのニーズは多かったが、GoogleのAdSenseよりも良いものを提供したかったという。
現時点では、WordAdsの開始時期、広告収益の共有比率など詳細は公開していないが、カスタムドメインを持ち一般公開されているブログが対象となる。選択にあたってトラフィック、コンテンツの種類、言語などを考慮するとしており、希望しても却下される可能性もあるという。希望者はWordPress.comのWebサイトからログインして、フォームに記入して応募できる。
WordPressによると、WordPressを利用したブログは5万以上あるという。インドネシアのデジタルエージェンシーWater&Stoneが11月27日に発表したオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)に関するレポートで、WordPressは2年連続で最も人気のあるオープンソースCMSとなっている。
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