400件以上の不具合を修正した「Qt 5.15.1」が公開

 フィンランドThe Qt Companyの「Qt」開発チームは9月10日、クロスプラットフォームのユーザーインターフェイス開発フレームワークの最新版「Qt 5.15.1」を公開した。

 Qt 5.15.1は5月末に公開されたQt 5.15の最初のポイントリリース。Qt 5.15は3年間サポートされる長期サポート(LTS)版。新機能は含まれておらず、不具合の修正のみ。合計で400以上のバグを修正した。

 QtRemoteObjectで、サーバーが再起動時にクライアントが再接続しない、Qt WebengineのビルドがVisual Studio 2017/2019でコンパイルできないなどの不具合が修正された。Qt開発チームは2020年中に次期メジャーリリースとなるQt 6を公開する予定。

 Qtは同日、UIデザインと開発ツールの最新版となる「Qt Design Studio 1.6」も公開した。Qt Quick向けのハイレベルの3D APIであるQt Quick 3Dで、素材の設定とテクスチャの割り当てが容易になるなどの強化が加わり、Connection Editor、Transition Editor、Flow Viewなどでも機能が強化されている。

The Qt Company
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