Qt、Qt拡張のマーケットプレイス「Qt marketplace」を開設
The Qt Companyは12月2日、外部開発者が開発したQt拡張を入手できるマーケットプレイス「Qt Marketplace」を発表した。開発者は自作の拡張をQt Marketplace経由で提供・販売することもできる。
Qt Marketplaceは開発者やデザイナーなどQt(Qt、Qt Creatror Plugins、ツール、モジュール)を利用するユーザーに向けた、拡張機能を探し入手できるマーケットプレイス。
すでにQtの拡張機能を開発・実装している場合、それを公開することもできる。有料で拡張を販売することも可能で、その場合Qt Marketplaceと売り上げをシェアする形になる。開発者は最初の1年は販売価格の75%、その後は70%を受け取れる。販売方式は買い切り(1回のみ価格を徴収する)とサブスクリプションを選択可能。
開設時点で100以上の拡張が揃っており、その中には、開発効率化を目的にQt APIや独自のツールを提供する「Felgo」(無料)、Qt Creatorユーザー向けにCPUパワーを提供するマシンネットワークを利用できる「Incredibuild」(無料)などがある。Qt Creator向けでは、「QtcDevPlugin」「RubyCreator」などがある。
まずは発見しやすさにフォーカスしているとのことで、カテゴリ別にブラウズしたり、タグを利用して拡張を検索できる。また、Qt Creatorの次期版(バージョン4.12)より、Qt Creatorからアクセスできるようにする。最終的には、Qtを使ってアプリを開発しながら関連する拡張をQt Marketplaceで見つけ、簡単にインストールしてすぐに使えるようにしたいとしている。
The Qt Marketplace
https://www.qt.io/marketplace