電子書籍ソフトウェア「Calibre 4.0」リリース、すべての主要機能がebブラウザ経由で利用可能に
オープンソースの電子書籍管理ソフトウェア「Calibre」開発チームは10月4日、最新のメジャーリリース版となる「Calibre 4.0」のリリースを発表した。Contentサーバーの強化、電子書籍ビューアの書き直しなどが特徴となる。
Calibreは電子書籍の保存、管理、ビューアなどの機能を備えたソフトウェア。Windows、macOS、Linuxで利用できる。様々なフォーマットに対応し、ライブラリの共有、書籍の編集なども可能。ライセンスはGPLv3。
2017年6月に公開されたCalibre 3.0に続く最新のメジャーリリース。本バージョンではWebブラウザ経由でコンテンツの管理や閲覧が行える「Content server」機能が大幅に強化され、メタデータの編集やエクスポート、コンテンツの追加/削除、フォーマット変換といったCalibreの主要機能がWebブラウザから利用できるようになった。インターフェイスも新しくなり、ライブラリ管理を改善するという。
電子書籍ビューワー機能も一新されている。一方で、WebブラウザエンジンがQt WebKitからQt WebEngineに変更されたことから、いくつか後方互換性が失われている点もある。大きなものとしては、コンテンツのPDFへの変換時にヘッダーやフッターのテンプレートでマークアップが必要になった点が挙げられている。
Calibre 4.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
Calibre
https://calibre-ebook.com/