「Calibre 2.45」リリース、メタデータからカバー生成が可能に

 オープンソースの電子書籍ソフトウェア「Calibre」の開発チームは11月27日、最新版「Calibre 2.45」をリリースした。Windows、Mac OS X、Linuxに対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 CalibreはPythonとCで実装された電子書籍ライブラリ管理アプリケーション。EPUBをはじめさまざまなフォーマットに対応する。包括的な電子書籍ビューア、ライブラリ管理、電子書籍への変換、電子書籍リーダー端末との同期などの基本的な機能に加えて、Web上にある記事をダウンロードして電子書籍に変換したり、電子書籍のコンテンツサーバー機能なども備える。

 Calibre 2.45は、2014年8月に公開された2系の最新版となる。カバー(表紙)なしでデバイスに電子書籍を送る際、書籍のメタデータをベースに表紙を生成するようになった。カバーブラウジングでは、下に表示される文字をカスタム入力できるようになった。この機能は、設定(Preferences)メニューのルック&フィールからアクセスできる。

 なおCalibreはバージョン2.28で全ての電子書籍フォーマットからMicrosoft Word(DOCX)ファイルへの変換が可能になり、2.21では電子書籍のファイルとカバーを外部のアプリケーションで開くこともできるようになっている。

 バージョン2.45ではバグも多数修正されている。この中には、バルクメターデータダイアログの修正、PDFアウトプットやDOCXインプットに関連した修正などが含まれている。

Calibre
http://calibre-ebook.com/