「Node.js v12.7」リリース、npmやHTTP2関連機能がアップデートされる

 Node.js開発チームは7月23日、「Node.js v12.7.0」を公開した。

 Node.jsはJavaScriptエンジンV8をベースにしたJavaScript実行環境。Linux FoundationのCollaborative Projectとして開発が進められている。

 Node.jsは長期サポート版(LTS)と最新版(Current)の2つのリリースがあり、Node.js v12.7は最新機能が利用できる最新版となる。最新版では7月初めに公開されたバージョン12.6に続くリリースとなる。

 npmがバージョン6.10に、HTTP2がnghttp2 1.39.1にアップデートされた。httpでは、Writableの新しいプロパティとしてresponse.writableFinishedが加わった。

 インスペクタでは、クライアントがRuntime.runifWaitingForDebuggerを送信するまで現行のノードプロセスをブロックするメソッドが加わった。ECMAScriptでは提案中のpkg-exportsを実験的に実装した。

 Node.jsプロセスが使用するメモリで、これまでは必要なV8ヒープサイズを予測するにあたって物理メモリ容量を使用していたが、cgroupsを使用するように変更した。Dockerコンテナ内で動くプロセスで正確な設定ができるようになるとしている。

 このほかにも多数の細かな強化が加わっている。

Node.js
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