「Node.js 11.4」リリース

 JavaScriptランタイム環境Node.js開発チームは12月7日、最新版となる「Node.js 11.4(Current)」を公開した。

 Node.js 11.4(Current)は、11月後半に公開された「Node.js 11.3」に続くバージョン11系の最新版。Node.jsでは一般ユーザー向けの「LTS」(長期サポート)版であるバージョン10系と、最新機能を利用できる「CUrrent」版であるバージョン11系という2つの安定版リリースを行っている。Node.jsのLTS最新版は11月末に公開された「Node.js 10.14.1(Dubnium)」。

 console系メソッドがシンボルを扱う際に仕様通りに処理を行うようになったほか、オブジェクトのインスペクトを行う場合のdepth(再帰的にプロパティオブジェクトを探査する深さ)が2に戻された。

 dgramおよびnetモジュールでは「ipv6Only」オプションが追加された。readlineモジュールで非同期イテレータがサポートされたほか、tls、url、httpなどのモジュールも強化が加わっている。

 WindowsではBoxstarterを使ったツールのインストールが行われなくなった。インストールの失敗問題に対応するもので、Chocolateyを直接使用するようスクリプトを変更した。

 このほか、多数のバグも修正されている。

Node.js
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