「openSUSE Leap 15.1」リリース、YaSTを強化
ドイツSUSEは5月22日、Linuxディストリビューション「openSUSE Leap 15.1」を公開した。ハードウェアサポートの強化、YaSTインストールの改善などが特徴となる。
openSUSE Leap 15.1は、2018年5月に公開されたバージョン15に続く最新版となる。採用するLinuxカーネルのバージョンは4.12。
インストール・設定ツールであるYaSTの改善が行われた。テキストモード向けのインターフェイスを導入し、テキストモードモードからファイアウォールのfirewalldを管理できる。パーティション設定、一括で更新を適用できるトランザクション型サーバーなどの機能も加わっており、セキュリティも強化した。
デスクトップ環境は「GNOME 3.26」と「KDE Plasma 5.12 LTS」を採用、KDE、Xfceなどの環境も利用できる。パッケージも新しくなり、GCC 8サポートも加わった、
グラフィックサポートスタックが新しくなり、Linux 4.19がサポートするグラフィックドライバをバックポートし、Linux 4.12でも使用できるようになった。ネットワーク接続を管理するNetwork Managerが、これまでのノートPCに加えてデスクトップでもデフォルとなった。
openSUSE Leap 15.1はプロジェクトのWebサイトより入手できる。