Java向けのクラウドツールキット「Apache jclouds 2.1.1」リリース
さまざまなクラウド環境をサポートするJava向けのクラウドツールキット「Apache jclouds」の開発チームは8月16日、最新安定版となる「Apache jclouds 2.1.1」を公開した。
Apache jcloudsはクラウド環境を操作するためのインターフェイスを提供するJavaライブラリ。これを利用することで、仮想マシンの作成や各種操作、モニタリングなどをJavaプログラムから行えるようになる。Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud Platform、Microsoft Azure、OpenStackなどさまざまなクラウド環境をサポートする。
Apache clouds 2.1.1は2月に公開されたバージョン2.1のポイントリリースとなる。OpenStackでは、2.1で「OpenStack Pike」のサポートを実現、2.1.1ではSwiftのオブジェクトストレージのコンテナ関連を強化した。
また、Amazon EC2のサポートも強化した。2.1で実現したネットワーク機能とリージョンのサポート強化に加え、2.1.1ではr4、c5、m5インスタンスタイプのサポートが加わった。Azureでは、2.1でコアに入ったAzure ARM(Azure Resource Manager)のサポートをさらに強化し、HTTPリトライロジック、リソースクリーンアップなどの機能を利用できるようになった。
このほか、細かな機能強化、バグの修正が加わっている。
Apache jclouds
https://jclouds.apache.org/