オープンソースのPaaSフレームワーク「Apache Stratos 4.1.2」リリース

 Apache Stratosプロジェクトは9月6日、オープンソースのPaaS(Platform as a Service)フレームワーク「Apache Stratos 4.1.2」をリリースした。テスト関連の強化やApache jcloudsのアップデートなどが行われている。

 Apache Stratosは、Apache TomcatやPHP、MySQLなどを利用したアプリケーションの実行や運用を支援するためのPaaSフレームワーク。拡張性を特徴とし、主要なクラウドサービス上での動作もサポートされている。これにより、作成したアプリケーションを複数のクラウド上で動作させられるほか、自動スケーリングといった機能が利用できるようになる。開発者はこれを利用してアプリケーションの開発、テスト、運用ができ、また管理者は管理コンソールを利用してリソース管理の自動化などのメリットを得られるという。

 Apache Stratos 4.1.2は2014年6月にリリースした4系の最新安定版となる。さまざまなIaaSインフラをサポートするためのJavaプラットフォーム向けマルチクラウドツールキット「Apache jclouds」がバージョン1.9.1にアップデートされた。また、統合するテストケースを増やしてすべてのアーティファクトをカバーし、コンポジットアプリケーションのテストも強化した。統合フレームワークではクラスタの自動拡張機能もテスト可能になった。

 Apache Stratos 4.1.2はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Apache Stratos
http://stratos.apache.org/