JavaアプリケーションとNoSQL統合フレームワーク「Eclipse JNoSQL 0.0.6」が公開

 Eclipse Foundationは7月2日、JavaアプリケーションとNoSQLデータベースの統合のためのJavaフレームワーク「Eclipse JNoSQL 0.0.6」の公開を発表した。

 JNoSQLは、NoSQLデータベースとJavaアプリケーションの統合を合理化するフレームワーク。NoSQLとやり取りするためのAPIを定義し、MongoDB、Couchbaseといった主要なNoSQLデータベースに対し標準的な実装を提供する。Java開発者はNoSQLを使ったJakarta EE(Java EE)アプリケーションを容易に開発できる。

 NoSQLとの通信を定義するAPI(Key-Value、Column Family、Document、Graph)を含むコミュニケーション層、JavaオブジェクトをNoSQLデータベースにマッピングするためのAPIを含むマッピング層で構成される。非同期クエリ、非同期の書き込み操作をサポートする。

 0.0.6ではテキストとしてのホットクエリを導入、カラム、キーバリュー、ドキュメントにおいてStringでシンタックスクエリが可能になった。標準APIを使うテキストクエリを構築でき、エンティティマネージャーでテキストクエリをメソッドに変換できるという。

 Graphではすでにグラフデータベース操作言語のグレムリンをサポート済みだが、マッピング層でStringとしてグレムリンと統合できるようになった。

 また、Repository Producerのサポートが加わるなどリポジトリも強化した。

 データベース側ではravenDBのサポートが加わり、MongoDB関連の不具合も修正した。

Eclipse JNoSQL
http://www.jnosql.org/