モバイルアプリ開発フレームワークNativeScript、Vue.jsプラグインをリリース

 JavaScriptを利用したモバイルアプリケーション開発フレームワークNativeScript開発チームは2月19日、Vue.jsプラグイン「NativeScript-Vue 1.0」の公開を発表した。今後はモバイルとWebアプリ間のコード共有などにも取り組むとしている。

 NativeScriptはAngular、TypeScript、JavaScriptなどでiOS/Androidの両方のネイティブアプリを作成できるクロスプラットフォームのフレームワーク。JavaScriptからネイティブAPIにアクセスできるのが特徴で、NPM、CocoaPods、Gradleなどを使ったパッケージの再利用もサポートする。プロジェクトはProgress Softwareの支援を受けている。

 NativeScript-Vueは、ユーザーインターフェイス構築のためのJavaScriptフレームワークであるVue.jsとNativeScriptを併用するためのプラグイン。

 本バージョンでは、NativeScriptのユーザーインターフェイスコンポーネントを全てサポートし、Vue.jsで使うシンタックスを利用できる。また、リリースに合わせてプロジェクトの専用サイトも立ち上げ、ドキュメントも刷新された。

 今後、モバイルとWebアプリケーションの間でコードの共有ができるwebpackベースのテンプレート、Vue.jsの新しいCLIツールである「vue-cli 3」のサポートなどに取り組むという。

 NativeScript-VueはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

NativeScript-Vue
https://nativescript-vue.org/