OSS向けプロジェクト管理ツール「Apache Allura 1.6」リリース、2ファクタ認証に対応

 オープンソースプロジェクトに向けたホスティングプラットフォーム「Apache Allura」の開発チームは12月16日、最新安定版となる「Apache Allura 1.6」を公開した。2ファクタ認証などの新機能が加わっている。

 Apache AlluraはgitやMercurial(hg)、Subversion (svn)に対応するリポジトリブラウザやイシュートラッカー、Wiki、フォーラム、ブログなどの機能を提供するソフトウェア。元々はSourceForge.netが開始したもので、2012年にApache Software Foundation(ASF)に寄贈された。同プロジェクトは2014年4月にASFのトップレベルプロジェクト(TLP)に昇格している。

 Allura 1.6は、8月に公開されたバージョン1.5からのリリースとなる。新たに2要素認証(2FA)が可能となった。Google Authenticatorを利用するもので、アカウント設定ページから有効にし、パスワードを再入力し、スマートフォンにGoogle Authenticatorアプリをインストールして利用できる。git-http Dockerコンテナのサポートも加わった。

 ディスカッションフォーラムでのスレッドサポートや管理者向けのカテゴリ化ページ、Dockerイメージ関連の細かな強化、RAMLシンタックスの修正などが加わり、コードレポジトリもバグの修正や細かな機能強化が行われている。

Apache Allura
https://allura.apache.org/