オープンソースのプロジェクト/リポジトリ管理ツール「Apache Allura 1.3」リリース、Webhooksを実装

 「Apache Allura」開発チームは6月18日、最新版となる「Apache Allura 1.3.0」をリリースした。Webhooksの実装やマージツールの強化などが加わっている。

 Apache Alluraはソースコードレポジトリの管理やバグ報告、ディスカッション、Wikiページ、ブログなどの機能を持つプロジェクト/リポジトリ管理ツール。オープンソースプロジェクトはこれを利用してプロジェクトのWebサイトを作成できる。オープンソースソフトウェア開発プロジェクト支援サービスを提供する米SourceForge.netが開発し、2012年にApache Software Foundationに寄贈された後、2014年4月にトップレベルプロジェクト(TLP)となっている。

 Allura 1.3は2015年1月に公開されたバージョン1.2に続くもの。イベントを外部サービスに通知するためのWebhooks機能が実装され、Webhooks管理のためのAPIも加わった。

 また、マージリクエストを効率化し、ワンクリックマージ、マージリクエストをバックグラウンドのタスクとして動かして結果をキャッシュするcan_merge機能も加わった。ワンクリックマージリクエストは無効化することも可能。マージリクエストのMarkdownプレビュー/ヘルプボタンも用意した。

 このほか、電話確認システムの実装、Allura向けDockerイメージの作成、チケットとWikiページ作成の制限機能なども加わっている。

 Apache AlluraはプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

Apache Allura
https://allura.apache.org/