「Firefox 30」リリース、新たにサイドバーボタンが導入される

 Mozillaは6月10日、オープンソースのWebブラウザ「Firefox」の最新版「Firefox 30」をリリースした。サイドバーボタンの導入やLiunx板でのマルチメディアサポート強化などが特徴。デスクトップ版と同時にAndroid版もリリースされている。

 Firefox 30は4月末に公開されたFirefox 29に続く最新版で、ソーシャルサービスやブックマーク、履歴に素早くアクセスできるサイドバーボタンが新たに導入された。また、Linux版ではマルチメディアフレームワーク「GStreamer 1.0」のサポートが行われた。これにより、H.264動画やMP3/AACオーディオなどをWebブラウザ内でより快適に再生できるという。Mac OS X版ではCommand-Eで選択した文字列をページ内検索欄にセットできるようになった。

 また、本バージョンではAdobe Flash、Skypeなど一部のプラグインを除くほとんどのプラグインがデフォルトで無効化されるようになった。これらのプラグインはプラグインが必要となった際に手動で有効化する必要がある。

 開発関連ではエラースタックに列番号が含まれるようになったほか、ECMAScript 6で定義されている配列の内包表記が利用できるようになった。また、WebIDLで定義されたコンストラクタは関数として利用できなくなるよう変更された。

 Android版ではコンテキストメニューにクイックシェアボタンが加わったほか、Home FeedsアドオンによりWebページをホーム画面にパネルとして追加できるようになった。また、言語サポートも強化されている。

 Firefox 30のWindowsおよびMac OS X、Linux版はMozillaのWebサイトより、Android版はGoogle Playより入手できる。

Mozilla
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