AntやMavenが持つ機能をより使いやすくしたビルドツール「Gradle 1.4」リリース

 オープンソースのビルドツール「Gradle」の開発チームは1月28日、最新版となる「Gradle 1.4」をリリースした。依存性管理の強化やScala/Groovy統合などが強化点となる。

 GradleはJavaおよびGroovyで実装されたビルドツール。Java向けのビルドツールであるAntやApache Mavenの長所を取り入れつつ、より簡潔にビルドルールを作成できるのが特徴。ビルドスクリプトの記述にはGroovyを利用し、Mavenリポジトリとの互換性やAntとの互換性などを持つ。プロジェクトはGradlewareの支援を受けている。

 Gradle 1.4は、2012年11月に公開されたバージョン1.3以来のリリースとなる。テキスト実行やSNAPSHOT依存性解決のパフォーマンスを大幅に強化しているという。また、ScalaとGroovyのサポートも強化、クラスパスからのライブラリの自動検出機能が加わった。

 依存性管理では、依存性解決エンジンにおけるバグ修正や最適化を行ったほか、すべての依存性が解決していなくてもレポートを生成できるようになった。特定の依存性解決についてユーザーがアルゴリズムを特定できる依存性解決ルール機能も加わった。

 このほかにも、configure-on-demandを利用した大規模なマルチモジュールビルドでの起動時間を高速化し、java-library-distributionプラグインが新たに加わった。TestNGレポートではバージョン1.3の実験的機能がデフォルトで有効となり、CIサーバー向けのXMLレポートに加えてHTMLレポートが追加されている。マルチモジュールビルド向けのテストレポートの集約も可能になった。

 GradleはプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。ライセンスはApache License 2。

Gradle
http://www.gradle.org/

Gradleware
http://gradleware.com/