Javaビルドツール「Apache Ant 1.9」がリリース、Java 1.5が必須に
ビルドツール「Apache Ant」開発チームは3月11日、最新版「Apache Ant 1.9.0」をリリースした。Java 1.5以上が必須となったほか、タスクの変更や@Ignoreアノーテーションのサポートなどが行われている。
Apache AntはJavaで実装されたマルチプラットフォーム対応のビルドツール。XMLで設定を記述するのが特徴で、主としてJavaアプリケーションのビルドに利用されるが、CやC++などJava以外のアプリケーションのビルドにも利用できる。Apache Software Foundation(ASF)のプロジェクトとして開発が進んでおり、ライセンスはApache License 2.0。
1.9.0は、2010年2月に公開されたバージョン1.8.0からのメジャーバージョンアップとなる。大きな変更点としては、Java 1.5以上が最低要件となったことがある。また、JUnit 4テストケースで使われる「@Ignore」アノーテーションのサポートやzipおよびbzip、tarタスクの改善なども行われている。
「Perforce Ant」タスクの削除も行われた。これらの機能を利用したい場合は、代わりにPerforceが供給するタスクを利用できるとのこと。Perforceのタスクは機能が豊富で、Perforceサーバーにネイティブ接続できると開発チームは長所を説明している。
Apache Ant 1.9はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
Apache Ant
http://ant.apache.org/