VMware傘下のSpringSource、Node.jsを使用したブラウザベースのJavaScriptエディタ「Scripted」を公開

 米VMware傘下のSpringSourceは10月11日、Webブラウザ上で動作するテキストエディタ「Scripted」プロジェクトを発表した。すでにバージョン0.2が公開されている。Node.jsおよびJavaScriptで実装されており、JavaScriptコードの編集にフォーカスしているという。

 ScriptedはWebブラウザベースのコードエディタ。Node.jsを使用して実装されており、ローカルで起動したサーバーにWebブラウザでアクセスして使用する。EclipseのWebブラウザベース統合開発ツール「Orion」コンポーネントを再利用しているという。汎用のテキストエディタであるが、当初の目的としてはJavaScriptエディタとしての機能にフォーカスしているという。

 SpringSourceの開発チームによると、コードエディタにおける「IDE機能のないvimなどの軽量エディタ」と「管理が難しい分散/クラウド型IDE」という2つのトレンドを挙げながら、既存のJavaScriptツールが必要とする機能を備えることにフォーカスしたと説明している。

 現時点ではシンタックスハイライト、エラーと警告、テキスト補完などの基本的な機能を備えている。JavaScriptソースコードフォーマッタのJSbeautifyも統合している。画面を2つに分割してメインのエディタとサイドパネルを並べて表示でき、ナビゲーション機能やホバーによる表示など、使い勝手や効率性の面でも工夫されている。

 Scriptedの利用にはNode.js(バージョン0.8.11で検証済み)が必要。WindowsおよびMac OS X、Linux上で動作するという。ライセンスはEclipse Public License。

米SpringSource(米VMware傘下)
http://www.springsource.org

ScriptedのGitリポジトリ
https://github.com/scripted-editor/scripted