JVMベースの非同期のアプリ開発フレームワーク「Vetr.x 1.2」が公開、Pythonに対応

 イベント駆動型のアプリケーションフレームワーク「Vetr.x」開発チームは7月24日、最新版「Vert.x 1.2」をリリースした。新たにモジュールシステムが導入され、同時にモジュールレポジトリも公開された。開発者は作成したモジュールをリポジトリで広く公開できる。そのほか、PythonやCoffeeScriptサポートなども行われている。

 Vert.xは非同期型のアプリケーションフレームワーク。Java仮想マシン(JVM)で動作し、JavaやRuby、Groovy、JavaScriptといった言語での開発をサポートする。ライセンスはApache License 2.0。プロジェクトは米VMwareの支援を受けている。

 Vert.x 1.2ではモジュールシステムが導入され、アプリケーションにモジュールをインストールできるようになった。アプリケーションが依存しているモジュールをモジュールレポジトリから自動的にインストールできるほか、手動でのインストールも可能。モジュールレポジトリも公開されており、コミュニティに対しモジュールの作成と公開を奨励している。

 また、PythonおよびCoffeeScriptのサポートも追加された。今後ScalaやClojureについても対応する予定だという。

 Vert.xはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Vert.X
http://vertx.io/