「FreeNAS 8.2」リリース、ZFSサポートの強化やプラグインシステムの導入など新機能多数
7月20日、FreeBSDをベースとしたNetwork Attached Storage(NAS)向けディストリビューション「FreeNAS」の最新安定版「FreeNAS 8.2.0-RELEASE」が公開された。ZFSサポートの強化やプラグイン機構の導入など、多くの新機能が追加されている。
FreeNASはFreeBSDをベースに、ファイルサーバーや管理GUIといったNAS関連機能を追加したディストリビューション。Windows共有(SIMB/CIFS)やAFP、NFS、FTP、TFTP、RSYNC、SCP、iSCSIといった各種ファイルサーバー機能を搭載する。ZFSファイルシステムもサポートされるほか、RAIDや各種モニタリング機構も備えている。プロジェクトはiXsystemsの支援を受けている。
FreeNAS 8.2は、2011年5月にリリースされた8.0以来の最新リリースとなる。FreeNASのGUIコントロールパネルにおけるZFS管理機能の強化や、FreeBSD jailを使ったプラグイン機能の追加が大きな特徴となる。プラグインはPush-Button Installer(PBI)パッケージとして提供され、さまざまな機能をFreeNASに追加できる。現在、BitTorrentやUPnP Server、iTunes/DAAP、Webサーバーといったプラグインが提供されている。
FreeNASのWebコンソールから利用できる「Webshell」や、Webコンソールのスマートフォンサポート、ZFSサポートの強化なども行われている。
FreeNAS 8.2は32ビットおよび64ビットに対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
FreeNAS
http://www.freenas.org/