「Firebug 1.10」リリース、クッキー管理パネルが新たに追加される
Firebug Working Groupは7月13日、Web開発のためのFirefoxアドオン「Firebug 1.10.0」をリリースした。Firefox 13~16に対応、Firefoxのアドオンサイトより入手できる。
Firebugはページ内要素の分析やパフォーマンス調査、デバッグなど、Web開発のためのさまざまな機能を備えるツール。Firefoxの拡張として提供され、Webブラウザから容易に機能を呼び出せるのが特徴。
Firebug 1.10.0は1月にリリースされたバージョン1.9以来の安定版。4回のアルファ、12回のベータを経てリリースされた。79件の強化を含む210件の問題を修正したと報告している。リグレッション問題を防ぐ目的で、リリースサイクル間に自動テストを50回以上行ったという。また、アドオンインストール後の再起動も不要となっている。
Firebug 1.10.0では新たに「Cookie」タブが導入された。ページに関連するCookieを一覧表示したり、個々のCookieについてその内容を編集したり、削除することが可能となっている。また、コマンドエディタも強化され、シンタックスハイライトやヘルプコマンドなどの機能が加わった。
CSSでは「:hover」や「:active」に加えて「:focus」擬似クラスもサポート。メディアクエリもサポートし、すべてのプロパティとともにCSSルールを削除するオプションも提供する。computedパネルでは、特定のCSSプロパティの追跡が可能となった。Webフォント宣言も高速化し、フォント名を右クリックしてInspect Declarationを選択することで、宣言を行うCSSパネルに移動できるようになっている。
Firebug
http://getfirebug.com/
ダウンロード
https://addons.mozilla.org/en-US/firefox/addon/firebug/