Firebug 1.10.3リリース、Firefox 15での動作検証やバグフィックスを含む

 Firebug開発チームは9月3日、最新版となる「Firebug 1.10.3」をリリースした。先にリリースされた「Firefox 15」での動作検証を行ったバージョンで、バグも修正されている。

 FirebugはMozillaのWebブラウザ「Firefox」の拡張として提供されるWeb開発支援ツール。DOMエレメントやCSSの分析・インライン編集機能やJavaScriptデバッグ、通信状況のモニタリング、パフォーマンス分析といった機能を持つ。

 1.10.3は7月にリリースした1.10系の最新のメンテナンスリリースとなる。8月末にリリースしたばかりの「Firefox 15」で動作検証を行った。Firefox 15では重要なメモリ管理の改善などが行われており、Firebugにおけるメモリリーク問題の多くを解決するという。そのため、開発チームはコミュニティに対し、Firefox 15とFirebug 1.10.3との組み合わせやメモリに関するフィードバックを募っている。

 このほか、コマンドラインからエディタに切り替えた際にコード自動補完のポップアップの振る舞いがおかしくなる問題や、再読み込み後にスタイルサイドパネルがCSSルールを表示しない問題など、合計で12件の問題が修正されている。

Firebug
http://getfirebug.com/

ダウンロード
https://addons.mozilla.org/en-US/firefox/addon/firebug/