Linux向けのオーディオ/MIDIシーケンサー「MusE 2.0」が登場

 Linux向けのオーディオシーケンサー「MusE」の開発チームは6月30日、最新安定版「MusE 2.0」をリリースした。GUIツールキットにはQt4を採用、新しいスコアエディタといった新機能の追加や、機能の改良が行われている。

 MusEは録音機能や編集機能を備えたMIDI/オーディオシーケンサー。「LASH Audio Session Handler」やJACK、ALSA、DSSといったオーディオ/MIDI技術を使用し、VSTインストゥルメントもサポートする。ライセンスはGPLv2。

 MusE 2は、2010年9月に公開されたMusE 1.1以来、1年10か月ぶりにリリースされた安定版。大きな変更点としては、まずGUIツールキットをQt 4ベースに変更し、ビジュアルや移植性を改善した点がある。また、MIDI編集のための新しいスコアエディタや新しいMDI型のGUIなどを搭載したほか、アレンジャー画面ではグラフィカルにオートメーションを操作できるようになっている。

 そのほか、多数の安定性強化や速度の改善が加えられているという。MusEはSourceForge.JPのダウンロードページからダウンロードできる。

MusE
http://muse-sequencer.org/

MusEのダウンロード
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_lmuse/