多数の新機能を搭載したメディアセンターソフトウェア「XBMC 11.0」リリース
XBMC開発チームは3月24日、最新版となる「XBMC 11.0」(開発コード「Eden」)を公開した。1年3か月ぶりのメジャーアップデートとなり、多数の機能が盛り込まれている。
XBMCはクロスプラットフォームのメディアプレイヤーソフトウェア。主要なオーディオ、動画フォーマットに対応するほか、さまざまなリモコンから操作が可能。WindowsやMac OS X、Linuxなどに対応するほか、jailbreakしたApple TVやiOSなどでも利用できる。ライセンスはGPL。
XMBC 11.0はApple TV2やiPadなどのiOS端末を公式にサポートする初の安定版となり、AirPlay対応も実現した。JPEGデコーダーの改良などによる高速化や、インストールしているアドオンを過去のバージョンに戻すことができる機能「Addon Rollbacks」の導入などが行われている。デフォルトのスキン「Confluence」、ネットワーク対応、暗号化されていないBluRay処理なども強化した。
XBMC開発チームは同時に、Ubuntuベースの「XBMC Live」を置き換える「XBMCbuntu」もリリースした。XBMCbuntuはデスクトップ環境に軽量なLXDEを採用し、XBMCと通常のデスクトップを切り替えて利用できるという。
XBMC 11はプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
XBMC
http://xbmc.org/