iPodとの同期機能も備えるオープンソースのメディアプレイヤー「Banshee」がアップデート、YouTube閲覧に対応

 オープンソースのメディアプレイヤー「Banshee」の開発者は3月10日、最新版「Banshee 1.5.5」を公開した。バグ修正が中心のメンテナンスリリースだが、ギャップレス再生などの新機能も加わっている。

 BansheeはMIT Licenseで公開されているオープンソースのメディアプレイヤー。主要Linuxディストリビューション、Mac OS Xに対応、iPodやAndroid端末との同期機能もある。

 最新版では、GStreamerのplaybin2を利用することでギャップレス再生を実現した。アルバムアートをグリッド形式で表示するグリッドビューを導入、アルバムを視覚的にブラウズできる。グリッドビューは今後、動画、オーディオブックなどでも導入していく予定という。

 再生中のメディアに関連したコンテンツを表示する「Context Pane」にYouTube拡張が加わった。これにより、関連したYouTube動画をBanshee内で閲覧可能となった。

 このほか、バージョン1.5.4でのSQL関連のバグなど複数のバグが修正されている。

Banshee
http://banshee-project.org/

「Banshee 1.5.5」ダウンロード
http://banshee-project.org/download/