Blu-rayサポートなどが強化された「FFmpeg 0.11」リリース
FFmpeg開発チームは5月25日、「FFmpeg 0.11」を公開した。FFmpeg はフリーの動画・音声変換ツールで、Blu-rayサポートや米Appleの「ProRes」エンコーダーサポートなどが加わっている。
FFmpegはクロスプラットフォームかつオープンソースのマルチメディアライブラリ。音声や動画の録音、変換、ストリーミングなどが可能で、音声/動画コーデックのlibavcodec、色空間・サイズ変換のlibswscaleなどのライブラリから構成されている。ライセンスはLGPLもしくはGPL。
FFmpeg 0.11は1月に公開された0.10に続くメジャーリリースとなり、多数のエンコーダーとデコーダーがサポートされた。Blu-rayプロトコルのサポートにより、FFmpegを利用するアプリでBlu-rayフォーマットのコンテンツの再生が可能となった。Appleが開発した動画フォーマットであるProResのエンコーダーや、QuickTime v408形式およびMicrosoftのAYUV Uncompressed 4:4:4:4形式に対応するエンコーダー/デコーダーも追加された。
Sun Rasterfileエンコーダー、RealAudio Losslessデコーダ、WMA Losslessデコーダー、XBMエンコーダー/デコーダー、MicroDVDデコーダー、ZeroCodecデコーダー、OpenEXRデコーダーなども加わっている。音声スプリット/ミックスフィルタなども強化され、多数のバグも修正されている。
FFmpeg 0.11はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
FFmpeg
http://ffmpeg.org