UIを改善した「XBMC 9.11」“Camelot”が登場
オープンソースのメディアハブソフトウェアXBMC開発チームは12月24日、最新版「XBMC 9.11」(開発コード名「Camelot」)を公開した。ユーザーインターフェイスの一新など、外観が大きく改善されている。Windows、Mac OS X、Linux、Apple TVに対応、ライブUSB/DVDも作成できる。
XBMC(Xbox Media Center)は、米Microsoftの「Xbox」メディアプレイヤープロジェクトから生まれたオープンソースのメディアソフトウェア。GPL v2で公開されている。
最新版はデフォルトのスキンを「Confluence」に変更、スキンフレームワークを改善し柔軟性と性能を強化した。新機能にあわせて設定メニューを改善、マルチモニター設定サポートなども強化した。
再生関連では、Windows版のビデオレンダリングをOpen GLからDirectXに変更した。全体では、ビデオライブラリでのHDサポート、サラウンドサウンド、フィルタリングなどが強化され、コーデックではFFmpegなど最新のものに更新、信頼性を強化した。このほか、SQLiteクエリの性能を改善、UPnP Media ServerでDLNAをサポートした。
Linux版ではPowerPCサポートが加わった(Open GLが必要)ほか、XBMC SVNでDebianパッケージングサポートが追加されている。
最新版はプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
XBMC
http://xbmc.org/
XBMC ダウンロードページ
http://sourceforge.jp/projects/xbmc/