オープンソースのメディアセンターソフト「XBMC 10.0」リリース、WebM/VP8対応やアドオン機構などが追加
オープンソースのクロスプラットフォーム・メディアプレイヤー「XBMC」の開発チームは12月18日、最新版「XBMC 10.0」(開発コード「Dharma」)を公開した。アドオンシステムを導入、スキンや拡張機能を容易に入手できるようになった。
XBMC(Xbox Media Center)は、マイクロソフトのXbox向けメディアセンターを起源とするメディアセンターソフトウェア。Windows、Mac OS X、Linux、Xbox、Apple TVなどに対応し、GPLで公開されている。
最新版ではアドオンシステムが導入された。システムメニューに「アドオン」セクションが追加されており、ここからアドオンのブラウズや検索、インストール、更新が行える。リリース時で11種類のスキン、YouTube動画、オンラインラジオとポッドキャストなどの拡張機能が公開されているという。
また、新たにWebM/VP8フォーマットをサポートしたほか、iOS端末とAndroid端末からの制御機能を搭載、iPhoneやAndroidスマートフォンからXBMCをコントロールできるようになった。
動画再生支援ハードウェアのサポートも強化された。ハードウェアエンコーダのCrystalHDサポートがすべてのプラットフォームでサポートされたほか、Linux版ではVDAPU(Video Decode and Presentation API for Unix)サポートの強化や、VAAPI(Video Acceleration API)のサポートが加わった。Windows版(Windows 7/Vista)では、DXVA2によるハードウェアアクセラレーションに対応する。
XBMC
http://xbmc.org/
XBMC ダウンロードページ
http://sourceforge.jp/projects/xbmc/