Node.js対応やクラウド機能が加わった「Komodo IDE 7.0」、オープンソース版もリリース

 カナダActiveStateは2月1日、PerlやPHP、Ruby、Web開発などに向けた統合開発環境(IDE)「Komodo IDE 7.0.0」を発表した。商用版ではクラウド実装やコラボレーション機能が加わっている。一部機能を削減したオープンソース版も提供される。

 Komodo IDEは、Python、PHP、Ruby、JavaScript、Perl、Tcl、CSSなどの言語に対応するエディタ機能を備える統合開発環境。SubversionやGit、Mercurial、Perforce、CVS、Bazaarといったバージョン管理システムのサポートや、正規表現デバッグ機能「Rx」などを備えている。

 Komodo IDE 7.0.0の新機能としては、クラウドサポート機能が挙げられる。ActiveStateが提供するクラウドホスティングプラットフォーム「Stackoto」と連携し、アプリケーションの開発だけでなくクラウド環境へのデプロイや管理などもKomodo IDEから行えるようになった。

 また、リアルタイムでの共同作業が可能になるコラボレーション機能も追加された。ドキュメントを同僚や友人と共有したり、同時に編集することができ、コードレビューやペアプログラミング、リモート作業の際などに有用だとしている。複数のマシンでKomodo IDEの設定を共有する「Komodo Synchronization」機能も追加されている。

 言語/フレームワークサポートも拡張されており、新たにNode.js、CoffeeScript、LESS、EJS、Mojoliciousなどがサポートされた。コードの編集だけでなく、デバッグや文法チェック、編集支援機能などが利用できる。

 商用版は1ライセンス382ドルからで、3月15日まで332ドルとなるキャンペーンを展開する。また、デバッグやクラウドサポート、バージョン管理システムサポートなどの機能が削減されたコードエディタ「Komodo Edit 7」もリリースされた。こちらはWindows、Mac OS X、Linuxに対応し、無償での利用が可能。ソースコードもMozilla Public License 1.1で公開されている。

カナダActiveState
http://www.activestate.com/

Komodo Editダウンロード
http://www.activestate.com/komodo-edit/downloads