米Google、自社のWeb用言語「DART」とJavaScriptを比較する「Dart Synonym」を公開

 米Googleは1月30日、同社が公開したWebアプリケーション向けプログラミング言語「Dart」とJavaScriptとを比較するWebサイト「Dart Synonym」を公開した。Dart利用において有用な情報となるだけでなく、JavaScriptからDartへの移行を促進する目的もありそうだ。

 DartはGoogleが2011年10月に発表したプログラミング言語で、Webアプリケーション開発向けとしている。ネイティブな仮想マシン、またはコンパイラでJavaScriptに変換して実行できる。JavaScriptの代替を目指すといわれており、GoogleはDart用の仮想マシンをGoogle Chromeに統合することを検討している。現在は技術プレビューという位置付けで公開されている。

 Dart Synonymは変数、関数、配列、クラス、DOMの操作などJavaScript/jQueryに通じた開発者が利用する基本的な記述とDartを並べたもの。Googleの開発者は、多くのJavaScript開発者がJavaScriptのコードをDartにマッピングする方法を知らないため類義語(synonym)アプリを作成した、と説明している。

米Google
http://www.google.com/

Dart Synonym
http://synonym.dartlang.org/