米Google、Dart言語向けの物理演算エンジン「DartBox2D」を公開

 米Googleは1月11日、同社が開発しているWebアプリケーション向けプログラミング言語「Dart」向けの物理演算エンジン「DartBox2D」を公開した。物理演算エンジン「Box2D」をDartに移植したもので、Webゲーム分野でのDartの利用促進を図る狙い。

 Box2DはC++で実装されたオープンソース(Zlibライセンス)の2次元物理演算エンジンで、JavaScript版の「Box2D JS」や、Java版の「JBox2D」、Flashで利用できる「Box2DFlashAS3」など、他の言語向けにも移植が行われている。

 DartBox2Dは、Googleのインターン2人によりDart向けに移植されたものとなる。DartはGoogleが2011年10月に発表したプログラミング言語で、Web志向などの特徴を持つ。Box2DのJava版を移植したもので、現時点ではDartの機能すべてを利用できるわけではないが、今後開発を進めていくという。

 ライセンスはApache License 2.0。Google Codeのプロジェクトページではデモも公開されている。

米Google
http://www.google.com/

dartbox2d
http://code.google.com/p/dartbox2d/