高速なJavaScriptコードを生成できるWebアプリケーション向け言語「JSX」が公開される
DeNAは5月31日、Webアプリケーション向けの言語「JSX」を公開した。静的型付けやオブジェクト指向といった特徴を持つWebアプリケーション向け言語で、JavaScriptコードへの変換を行うコンパイラが用意されている。ライセンスはMITライセンス。
JSXは「生産性が低い」、「低速」、「メモリ消費が多い」といったJavaScriptの問題点を解決するために開発されたプログラミング言語。厳密な型付け機構を持つオブジェクト指向言語で、JSXコードはJavaScriptコードへと変換して実行できる。JSXコードから変換されたJavaScriptコードは最適化が施されており、「現代的な」Webブラウザ上で高速に動作するという。
JSXにはJavaのようなクラス機構やガベージコレクションが用意されており、高い生産性、高い品質のコードを記述できるという。JavaScriptへのコード変換機構を持つプログラミング言語やツールキットとしてはGoogle Web Toolkit(GWT)やGoogle Closure Compiler、Dart、CoffeeScriptなどがあるが、これらと比べてJSXは高速なJavaScriptコードを生成でき、またコードの実装やメンテナンスもしやすい点が特徴とのこと。
JSXのビルドにはNode.jsおよびnpm、Perlが必要。JSXのソースコードはJSXのGitHubページから入手できる。
DeNA
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