米Twitter、同社発のCSS/HTMLフレームワーク「Bootstrap 2.0」を公開

 米Twitterは1月31日、CSS/HTMLフレームワーク「Bootstrap 2.0」をリリースしたと発表した。画面を格子状に分割して要素を配置する「グリッドレイアウト」を容易に実装できるほか、WebサイトやWebアプリケーション開発に向けたUIコンポーネントが多く含まれている。

 BootstrapはもともとTwitterが社内利用を目的に開発していたもので、2011年8月にオープンソース化されている。CSSを拡張するスタイルシート記述言語「LESS」およびJavaScriptで実装されており、現在Githubでもっとも人気のあるプロジェクトとなっているという。Webブラウザだけでなく、スマートフォンやタブレットにも対応しているのも特徴。ライセンスはApache License 2.0。

 Bootstrap 2.0では、ボタン、ボタングループ、ドロップダウン、タブなどのコンポーネントが書き直されている。また、グリッドシステムではカラムの数が16から12カラムとなり、画面の大きさなどに応じて柔軟に調整するレスポンシブアプローチを導入、スマートフォン、タブレットなどへの対応が強化された。

 フォームスタイルも一新され、jQuery UIなどのツールとの互換性を強化した新しいテーブルスタイルも用意された。Collapse、Crousel、TypeaheadなどのJavaScriptプラグインも加わっている。必要な機能を選んで利用するカスタマイズ版も新たに用意された。

 ドキュメントの強化や多数のバグ修正なども行われている。

Bootstrap
http://twitter.github.com/bootstrap/

米Twitter
http://www.twitter.com/