米Twitter、Webアプリケーション開発のためのCSSフレームワーク「Bootstrap」をオープンソースで公開

 米Twitterは8月19日、CSSフレームワーク「Bootstrap 1.0」を発表した。Webアプリケーション向けのCSS集で、CSSを拡張するツール「LESS」を利用して実装されている。同社はこれを「Webフロントエンドツールキット」とし、迅速なWebアプリケーション/Webサイト構築に利用できるとしている。

 TwitterではかつてエンジニアごとにばらばらにCSSライブラリを使用しており、Bootstrapはその状況を解決して開発を高速化するために考案されたとのこと。スタイリッシュなテキスト、フォーム、ボタン、グリッド、ナビゲーションなどを容易に作成できるのが特徴。Firefox 4以上および最新のGoogle Chrome、Safari、Internet Explorer 7以上に対応する。

 BootstrapはCSSを拡張するツール「LESS」を使用しており、LESSコンパイラでコードをCSSに変換して利用する。TwitterはLESSを「通常のCSSよりも協力かつ柔軟性に優れている」と評価、ネスト宣言や変数、カラーなどの機能が実現したとしている。

 Bootstrapにはグリッドレイアウトや固定レイアウトなど、レイアウトを支援するCSSや見栄えの良い表組みを実現するCSS、フォーム要素向けのCSS、ナビゲーションを実装するCSSなどが含まれており、これによりWebページで容易にTwitterのようなデザインを利用できるようになる。

 ライセンスはApache License 2.0、ソースコードはGithubで公開されている。

Bootstrap
http://twitter.github.com/bootstrap/

米Twitter
http://www.twitter.com/

プロジェクトページ
https://github.com/twitter/bootstrap