GNOME Shellの使い方とFedora 16の標準アプリケーション紹介:最新Linuxディストリビューション、Fedora 16を使ってみよう[2] 2ページ

アプリケーションの操作を行うアプリケーションメニュー

 何らかのアプリケーションを起動すると、パネルにアプリケーションメニューが表示される(図8)。多くのアプリケーションではアプリケーションの終了操作しか行えないが、アプリケーションによってはそれ以外の操作メニューなどが表示されるものがある。

図8 アプリケーション起動中はアプリケーションメニューが表示される
図8 アプリケーション起動中はアプリケーションメニューが表示される

スケジュール機能と連動する時計

 パネル上に表示されている時計をクリックすると、カレンダーが表示され、今日/明日に設定されている予定が表示される(図9)。ここからカレンダーソフトを起動することもできる。

図9 日付/時刻表示をクリックするとカレンダーが表示される
図9 日付/時刻表示をクリックするとカレンダーが表示される

システムステータスアイコンが表示される通知エリア

 パネル右側には、WindowsやMac OS Xなどでもおなじみの通知エリアが用意されている。ここには各種システム設定を呼び出せるアイコンや、システムの状態を通知するアイコンなどが表示される(図10)。

図10 通知エリアにはネットワーク設定や音量、ユニバーサルアクセス、インプットメソッドなどの操作/設定を行えるアイコンが表示される
図10 通知エリアにはネットワーク設定や音量、ユニバーサルアクセス、インプットメソッドなどの操作/設定を行えるアイコンが表示される

ユーザー切り替えやログアウト、メッセージ通知などを行えるステータスメニュー

 パネルの右端には現在利用しているユーザー名が表示されている。これをクリックすると「ステータスメニュー」が表示される(図11)。シャットダウンやログアウト、ユーザーの切り替えといった操作はここから行える。また、インスタントメッセンジャー(IM)などの「オンラインアカウント」を登録することで、Googleチャットなどのオンラインサービスと連携した各種通知なども表示できる。

図11 ユーザーの切り替えやシャットダウン、各種通知表示を行うユーザーメニュー
図11 ユーザーの切り替えやシャットダウン、各種通知表示を行うユーザーメニュー