GNOMEのユーザーインターフェイス「GNOME Shell 3.1.90」リリース
GNOME Projectの開発者は8月29日、最新のデスクトップ環境「GNOME Shell 3.1.90」を公開した。オンスクリーンキーボードの追加などが特徴となる。
GNOME Shellは、2011年4月公開の「GNOME 3」で正式導入されたユーザーインターフェース機能。最新のグラフィックハードウェアを活用し、シンプルさ、使いやすさにフォーカスしたインターフェースを特徴とする。「Fedora 15」などが採用している。
最新版では、GNOMEディスプレイマネージャ(GDM)起動時に利用できる「Login Screen」モードが加わった。同モードはユーザーインターフェースを簡素化したもので、ユーザーリストと認証を表示するコードを含む。バックエンドでlibfolksを利用し、オーバービューで人を検索できるようになった。Gnomeオンスクリーンキーボード(GOK)に代わるテキスト入力/UIナビゲーションアプリ「Caribou」をベースとしたオンスクリーンキーボードも加わった。
Gsettingsでのカレンダーアプリ設定のサポート、画面ショット作成でのD-Busインターフェースの追加など細かな機能が加わった。このほか、ネットワーク、テレフォニー、拡張システムなどの分野も強化されている。
The GNOME Project
http://www.gnome.org/