Apache ZooKeeper 3.4.0リリース

 「Apache ZooKeeper」の開発チームは11月22日、最新版「Apache ZooKeeper 3.4.0」を公開した。Apache ZooKeeperは分散アプリケーション向けの協調動作制御サービス。ノードの名前付けや設定管理、同期、グルーピングなどの機能を提供する。

 Apache ZooKeeper 3.4.0は、2010年3月にリリースされた3.3.0以来のメジャーリリース。3.3.3との後方互換性がある。改良点としては、Win32 APIやWindowsソケットを用いて実装されたCクライアント実装やKerberos認証サポート、複数のノードで安全にアップデート処理が行えるマルチアップデートなどが挙げられる。

 また、Webベースの管理インターフェースが加わり、ログやスナップショットクリーニングの自動化機能も利用できる。そのほかcontribにモニタリングツールやレシピが追加され、NagiosやGangliaとの統合も強化した。RPMおよびDeb形式のパッケージ構築もサポートされる。

 Apache ZooKeeperはApache Software Foundation(ASF)の下、Hadoopのサブプロジェクトとして開発が進められている。最新版はプロジェクトのWebサイトよりダウンロード可能。

Apache ZooKeeper
http://zookeeper.apache.org/