OS X Lionをサポートした「MacPorts 2.0」がリリース
MacPorts Projectは7月21日、Mac OS X用パッケージシステムの最新版「MacPorts 2.0」をリリースした。OS X Lionをサポート、多数の機能が強化されている。
MacPortsは、OS X上向けのソフトウェアパッケージ管理システム。オープンソースソフトウェアのインストール/アンインストール/アップデートなどが行えるもので、BSD Licenseで公開されている。現在、96カテゴリ8200以上のポート(パッケージ)が登録されている。
MacPorts 2.0では多くの改善や新機能が加えられている。主要な変更点としては、ソースからのコンパイルが一般ユーザー権限(デフォルトでは「macports」)で実行されるようになった点や、ダウンロードされたアーカイブがデジタル署名でチェックされるようになった点などが挙げられる。また、「direct mode」でのインストールは利用できなくなった。すでにdirect modeでインストールされているファイルはアップグレード時にアーカイブに変更される。
MacPorts 2.0の対応OSはOS X LeopardおよびSnow Leopard、Lion(10.5~10.7)。Tiger(10.4)はサポートしない。利用には適切なバージョンの「Xcode Developer Tools」およびX11環境が必要となる。
MacPorts Project
http://www.macports.org/