Macでオープンソースをインストール管理できる「MacPorts 2.1.0」がリリース

 MacPorts Projectは5月15日、Mac OS X用パッケージシステム「MacPorts 2.1」をリリースした。Mac OS X 10.5/10.6/10.7に対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 MacPortsはMac OS X上でオープンソースソフトウェアを容易に管理するためのツール。ソースコードからのコンパイルやインストール/アンインストール、バイナリパッケージのインストール/アンインストール、アップグレードといった操作が可能。現在96カテゴリ、14160以上のports(パッケージ)が登録されている。ライセンスはBSD License。

 MacPorts2.1.0は、2011年7月にリリースしたMacPorts 2.0以来の最新安定版となる。macports.confで、利用すべきではない、あるいは推奨のダウンロードホストを表示するhost_blacklistとpreferred_hostsの2つのオプションが追加された。-s(ソース)または-b(バイナリ)のどちらかのモードに常に固定するオプションbuildfromsourceも加わった。

 依存性がアップグレードされたら既存のポートに壊れたリンクがないかをチェックするrev-upgrade機能も搭載された。アップグレードやインストールごとに走らせるようにアドバイスしている。

 そのほか、configure.compilerのオプションとしてmacports-clang-2.9、macports-clang-3.0、macports-clang-3.1、macports-gcc-4.7、macports-gcc-4.8の追加や、option-replaceの新しい実装、Xcode 4.3のサポート強化なども行われている。

The MacPorts Project
http://www.macports.org