MozillaとYouTube、NVIDIAの「3D Vision」技術による3D WebM動画再生に対応

 Mozilla、米NVIDIA、米Google傘下のYou Tubeは5月26日(米国時間)、3D対応WebM動画の再生をサポートしたことを発表した。米NVIDIAの「3D Vision」を搭載したPCで、Firefox 4を使ってYouTubeの3DコンテンツをWebMフォーマットで視聴できる。

 YouTubeにはすでに3D動画が数千件掲載されており、Flashベースのプレーヤーで視聴できるが、今回これをWebMフォーマットに対応させる。これにあたり、マルチメディアコンテナMatroskaのサブセットであるWebMファイルコンテナフォーマットも拡張され、「StereoMode」フラグが追加された。このフォーマットにはVP8エンコーダーやFFmpegを使ってエンコードできるという。YouTubeは以前、動画フォーマットとしてWebMフォーマットの採用を推進する方針を発表していた。

 NVIDIAとMozillaは先にFirefox 4にて、HTML 5のVIDEOタグを使用した3D WebM動画の再生で協業しており、3D Visionを搭載したPCでも再生が可能となった。「NVIDIA 3DTV Play」を利用し、HDMI 1.4経由でPCと3Dテレビを接続して再生することもできるという。

 利用には、NVIDIA 3D Vision、NVIDIA GeForceドライバー(バージョン275以上)、Firefox 4などが必要。また、YouTubeの3D視聴オプションでHTML5を選択する必要もある。3社によると、現在この機能が利用できるのはFirefox 4のみという。

Mozilla
http://www.mozilla.com/

米NVIDIA
http://www.nvidia.com/

You Tube
https://www.youtube.com/