The Linux Fundation、エンドユーザー企業向けLinuxカンファレンス「Enterprise User's Meeting 2011」を12月に開催

　The Linux Foundationが12月1日、国内初となるエンドユーザー企業向けのLinuxカンファレンス「Enterprise User’s Meeting 2011」を開催する。国内外のユーザー事例や企業ユーザー/ベンダーの成果を紹介、オープンソースソフトウェア（OSS）に対する企業の理解を深める情報を提供する。

　Linux Conferenceなど開発者・技術者向けのLinuxおよびOSS関連イベントは国内でも開催されているが、The Linux Foundationが主催するエンドユーザー企業向けのカンファレンスとしてはこれが国内初となる。対象はLinuxやOSSベースでのエンタープライズシステム構築を検討されているユーザー企業および関連事業者。

　基調講演はニューヨーク証券取引所（NYSE）や欧州の証券取引所であるユーロネクストを運営するNYSE EuronextのHigh-performance Messaging担当ディレクタであるマイク・ショーンバーグ氏や、北米最大の商品先物取引所および金融先物取引所を運営するCMEグループのアソシエイトディレクター兼Open Systems R&D代表ビノッド・クッティ氏、東京証券取引所IT開発部の早川剛氏および富士通プラットフォームソフトウェア事業本部Linux開発統括部の江藤圭也氏などが登壇。大規模かつパフォーマンスが要求される金融システムでのLinux採用について講演を行う。

　また、基調講演ではSUSEのストレージ/高可用性アーキテクトであるラーズ・マロウスキー・ブリー氏による「Linuxにおけるハイアベイラビリティ」や、米Yahoo!のLinuxチームシニアマネージャであるバルティカ・アガーワル氏による「オープンソース: 問題を解決するための協力的アプローチ」といった話題も取り上げられる予定。

　会場は東京都港区の品川プリンスホテル、開催日時は2011年12月1日（木）午前9時から午後5時30分まで。参加には事前申し込みが受け付けで、11月より登録が開始されるとのこと。受付期間は11月30日までで、定員（基調講演180名、分科会各90名）となり次第終了となる。参加費は100ドル。

The Linux Foundation
http://www.linuxfoundation.jp/

Enterprise User’s Meeting 2011
https://events.linuxfoundation.jp/events/eum2011