Mozilla Labs、ブラウザ利用を調査するアドオン「TestPilot 1.0」をリリース
Mozilla Labsは6月30日、「Firefox」利用に関するフィードバックを収集するアドオン「Test Pilot 1.0」を公開した。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
Test Pilotは製品の品質改善を目的にFirefoxの利用を調べるアドオン。バージョン0.1を公開してから10ヶ月で正式版にこぎついた。
アドオンをダウンロードすると、調査が自動的に通知される。ユーザーは参加したい調査を選択でき、アドオンが収集した自分のデータを閲覧できる。途中で調査を抜けたり、終了後にデータを提出しないよう選択することもできる。
6月初めに公開したベータ版では保護機能などセキュリティを強化し、自動データ提出機能などが加わっていた。正式版ではNightly Buildの互換性問題を改善、「Firefox 3.7a」に対応した。
プロジェクトチームはTestPilotを、Webとブラウザの機能の利用に関する共通の理解を得ることを目指したオープンなリサーチプラットフォーム、として推進している。テスト結果はオープンライセンスの下で公開しており、外部研究者も匿名化されたデータを利用できる。
現在実施中のテストとしては、毎月1回1週間かけてブラウザのパフォーマンスを調べるテストを2009年12月から1年間の予定で行っている。過去には、アカウントパスワード、メインウィンドウ利用、メニューアイテム利用、タブの切り替えなどをテーマに調査が行われた。
Mozilla Labs
http://labs.mozilla.com/
「Test Pilot」プロジェクト
http://testpilot.mozillalabs.com/