米Appleが米Oracleの「OpenJDK」に参加、Mac OS X用JavaはOpenJDKに
米Appleと米Oracleは11月12日(米国時間)、「OpenJDK Project for Mac OS X」を発表した。AppleはJavaの方針を変更し、次期Javaの「Java SE 7」では、オープンソースのJavaプロジェクト「OpenJDK」を経由してMac OS X用のJava技術を公開する。
OpenJDK Project for Mac OS Xの下で、AppleはMac OS X上にJava SE 7を実装するのに必要なコンポーネント、ツールなどを貢献する。これには、32ビット/64ビットのHotSpotベースのJava VM、クラスライブラリ、ネットワーキングスタック、新しいグラフィカルクライアント用の技術基盤などが含まれるという。
Appleは先に、バージョン10.5と10.6のMac OS XでJava開発とランタイム環境を非推奨とする方針を明らかにしていた。OpenJDK経由で公開することで、開発者が今後も自社OS向けのJavaを利用できるようにする。
Appleは同時に、「Java SE 6」については10.6および次期版の「Lion」向けをAppleが提供すると述べている。
OpenJDKについては、先に米IBMが支持を発表している。
米Apple
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米Oracle
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